『銀魂』は上映中止になる前に観たほうがいい!!
原作:ストーリーはあまり知らない。ノリはすき。
福田監督:ヨシヒコはたまに観てた。ノリはすき。
そんな感じで観て参りました。話のネタバレはしてませんが、ネタのバレはしてます。
どうやらこの映画、原作を知っていて当たり前かのごとく作られていて、でも「知らないなら知らないでもいいんじゃないのだってそんなこと気にする映画じゃないんだもの」スピリットも感じられます。
そもそもなんで「この映画観よう!」と思ったかってきっかけは菅田将暉くんなわけです。
109シネマズでの宣伝動画でやる気なさそうに「この夏は映画館で銀魂を観てね」って言っているのを観て(はーい)と思ったのです。「せーの」で言わされている小学生かのごとき棒読みっぷりに心を打たれたのです。小悪魔め…。
笑ったのかコノヤロー!!
笑いました。個人的には原作にあるであろうキャラ起因のネタよりも、パロディネタなどのほうが好みです。とくに笑ったのは演者さんのメタネタですね。
オープニングから小栗旬の「ポイズン」(反町隆史のドラマGTOの主題歌。小栗くんはいじめられっ子役で出演してました)っぽい歌を流すところでみんなケラケラ。
菅田将暉くんもグラブルいじりされ、橋本環奈ちゃんは奇跡の一枚いじり。冒頭から心をつかまれましたね~。
反町 隆史 (Takashi Sorimachi) - Poison [german subtitle]
ただまぁ笑ったは笑ったんだけど、もっと爆笑したかったなぁという不完全燃焼エンド。
シリアスパートの眠さ(鈍重さ)がうっとおしくて(早く笑わせてくれないかなぁ)って思ってましたが、そもそもそんなスタンスが間違っていたのだと思いました。
なんかバトルがあるらしいとは予告編でわかっていたので、さいしょのくだりで内心(このまま日常パート終わらないでほしいなぁ)って思ってしまいました…。
銀魂ファンはヨシヒコばりのパロディネタが受けつけない人も多いらしく、逆に福田監督ファンはパロネタが大好物なわけで、ひとつの作品の中で棲み分けができてるお得感がいいじゃないですか!ですか!
上映中止になる前に!の理由
ネット界隈で「上映中止になる前に観たほうがいい!」と言われている理由は『風の谷のナウシカ』パロディのことでしょう。ナウシカ&メーヴェがチラ見せどころかガッツリと映ってネタにされ、果ては小栗くんの「ナ○○カ!!」という叫びに規制音。笑
完全に確信犯ですねぇ。
アニメ版銀魂の制作が『ガンダム』と同じサンライズなので「シャアザク」はまだしも、さすがに宮崎駿作品は許可が下りていないのでは…ということから「ヤバい!」と言われてるんですね。
かっこいいのかコノヤロー!!
アクションは意外と悪くないかもと思いました。コスプレの完成度と、CGエフェクトの多様でゲームみたいな感覚で楽しめます。
早回しを器用に使って魅せ方が工夫されているので「早く動いてる風の遅い動き」にならず、観ていられるレベル。
CGとか特撮のクオリティは邦画なのでそこは…って感じですが、もうそこも「CG感えげつないんですけどォォォ!!!」ってイジっていくスタイルだったらいっそ気持ちよかったかも。笑
ツッコませろコノヤロー!!
応援上映の企画も持ち上がってるらしいです。
声を出して笑える映画は貴重ですし、銀魂ファンにはツッコミセンスの磨かれた人が多いのではないかと思ってるので、「第1回 実写版銀魂!!第二の新八は俺だ!チキチキ みんなで総ツッコミ選手権~!!」をやったらいいと思います。
ドラマ化希望だコノヤロー!!そして監督の次作は…?
個人的には映画よりもドラマのほうがしっくりくるので、ヨシヒコ枠でドラマ化希望です。コメディパートだけなら毎週観たいくらいにすきかもでした。
漫画原作となるとたいてい「原作レ●プ」の恐怖がついてまわるわけですが、キャラの再現度がこれまたバツグンな『斉木楠雄のΨ難』にもすこし期待ができるのではないでしょうか??