トランスフォーマー/最後の騎士王
Tジョイprince品川にて鑑賞。IMAXはここかTOHOシネマズ新宿と決めてます。いつもありがとうございます!
※ネタバレしていますが本作に関してはあまり支障ないと思います。
雑なあらすじ
前作から数年後、地球では人類とトランスフォーマーとの戦いが激化。悪の陣営「ディセプティコン」はほとんどが対トランスフォーマー部隊「TRF(Transformers Reaction Force)」とBOY MEETS GIRLの末に捕らえられており、人類の味方「オートボット」のリーダーはバンブルビーが務め、ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)と協力してsurvival dAnceしていた。
宇宙に旅立ったオプティマス・プライムが故郷のサイバトロン星へ帰還すると「創造主クインテッサ」が待ち受けており、地球=「ユニクロン」のエネルギーを吸い取ればサイバトロン星は再生すると言い、オプティマスを洗脳し操る。オプティマスは疑う心を持たない純真無垢なおっさんなので催眠術にかかりやすいのである。
古来からトランスフォーマーと人間を結びつける「タリスマン」をケイドが受け継ぎ、サイバトロン星復活のカギとなる「マーリンの杖」を扱える唯一の人間・ヴィヴィアン(ローラ・ハドック)とイイ感じになりながら、クインテッサやディセプティコンとの闘いに挑む。まじめにやれ。
オプティマスは杖を奪うべく襲い来るが、旧知の友・バンブルビーの声により正気に戻る。オプティマスは正義の味方に似つかわしくない汚い罵声を浴びせながら、見事ディセプティコンやクインテッサらを打ち破り、地球に平和を取り戻した。しかしユニクロン復活の爪痕は残り、暗躍する者が現れる。そして『トランスフォーマー』とは思えないほどの極端に短いエンドクレジットで幕は閉じた…。
主役は英国紳士と執事
本作の主人公はケイドではなくアンソニー・ホプキンス演じるエドモンド・バートン卿と、彼の召使いコグマンでした(偏見)。年甲斐もなくめちゃくちゃハッスルするエドモンドと、社会病質者を自称する「Crazy Ninja Butler(イカれた忍者執事)」の活躍に心がホクホクですわぁ。
C-3POを凌駕する饒舌&毒舌なコグマンの一挙手一投足に夢中ですよ!犬を散歩させてる様子も、カーチェイスでつい熱くなってしまうところも、自身を魚雷のように発射したかと思いきやマグロを捕まえて来たり(それを叩きつけて弱らせたり笑)、荘厳なBGMかと思いきや彼の演奏や歌だったりするところとか、もう彼の活躍するシーンがすべて大好物!!
魅力を増すトランスフォーマーたち
今作でも新キャラ続々登場でウハウハのゴチャゴチャです。あいかわらず整理されていないので誰が誰だか…というのも毎度のこと。そんななかでも注目株はホット・ロッドとダイナボット(ダイノボット)ですね。
左のホット・ロッドはフランスなまりで喋るオートボット。彼のお気に入りポイントはウェポン。攻撃範囲内の時間が止まる(ものすごく遅くなる)という反則的な武器を持っているチートキャラ!視覚的におもしろくなるので、それだけで『トランスフォーマー』というかマイケル・ベイとの相性バツグンなのです。
そして前作『ロストエイジ』から引き続き登場のダイナボットたち。本作ではティラノサウルス型のグリムロックはもちろん、赤ちゃんサイズのダイナボットも登場しました。これがまたかわいい!赤子ティラノ「T」が火を吹いたことに大喜びのケイドに(なんだこのステキな映画…)とニヤニヤが止まりませんわ!
もちろんいいところばかりではなく…
- ケイドに娘的ポジションのイザベラが登場して父性が溢れだしそうになるけど、ヴィヴィアンとのラブも捨てがたくて…でもそれどっちかだけでよくない!?(正解はどっちもいらない)
- ケイドは騎士のタリスマンを受け継いで、ヴィヴィアンはマーリンの杖を受け継ぐ。どっちも物語の重要なアイテムでみんなが奪おうとするけど…でもそれどっちかだけでよくない!?
- 映画の長さと脚本…どっちかだけでいいよね?って長さを犠牲にしたけど、そもそも脚本がまともじゃないうえに雑な編集で混乱が倍増!
- なんか物理学どうこう言ってるやつが全面的にいらない!
- その割にトランスフォーマー同士の闘いでは見せ場が少なく物足りなさを感じる…。
それでもヒットをしているのだからシリーズの強みというか、なんかすごいもの観れそう感は群を抜いてるんだろうなぁ。じぶんとしても「観るか観ないか」じゃなくて「IMAX3Dか2D字幕か」って選択肢で迷う=観ることは確定って時点でかなり好きなコンテンツなんだよなぁって自覚するのでした。
もうすでにバンブルビーが主役のスピンオフと6作目の製作は決定済みらしいですね。まーた古いトランスフォーマーがぶっ壊されて、ニューフェイスが登場するんだろうなぁ。そこも変わらないね、うん。