『ベイビー・ドライバー』監督のエドガー・ライトが選ぶ強盗映画 トップ10
- 10『現金に体を張れ』(1956)
- 9『盗聴作戦』(1971)
- 8『オーシャンズ11』(2001)
- 7『ハートブルー』(1991)
- 6『サンダーボルト』(1974)
- 5『レザボア・ドッグス』(1992)
- 4『ミニミニ大作戦』(1969)
- 3『ゲッタウェイ』(1972)
- 2『ホット・ロック』(1972)
- 1『ヒート』(1995)
素人訳ですので参考程度に…。
10『現金に体を張れ』(1956)
スタンリー・キューブリック初の大ヒットにして素晴らしいハードボイルド映画だ。
ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来るが、計画が成功したかに思えた瞬間、思わぬ展開がジョニーたちを待っていた…。
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9『盗聴作戦』(1971)
これは本当に面白い映画だ。僕は本作が『オーシャンズ11』に大きな影響を与えたと確信しているよ。
ニューヨークの豪華マンションに金庫破りたちが入り込んだ。だが彼らの行動は、FBIの捜査官の盗聴によって、その全てを把握されていたのだった…。
8『オーシャンズ11』(2001)
僕は近年のリメイク作品の熱心なファンではないが、その中でも今世紀最高と言えるのはスティーブン・ソダーバーグの『オーシャンズ11』だ。
保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間で、とてつもない犯罪計画を練り上げていた。それはラスベガスの3大カジノの現金が集まる巨大金庫から、厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すというもの。その額なんと1億6000万ドル!
7『ハートブルー』(1991)
キャスリン・ビグロー監督は素晴らしいアクションを撮るね。『ホットファズ』と『ベイビー・ドライバー』の両方に大きな影響を与えた作品だよ。
カリフォルニア、ベニス・ビーチで続発する銀行強盗。FBI新人捜査官のジョニー・ユタは、犯人一味はサーファーではないかというベテラン捜査官の推理を裏付けるため、ビーチに潜入をする。
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6『サンダーボルト』(1974)
大砲で銀行強盗をするだなんて、ヤバい犯罪映画だよね。本当に面白くて、とても素晴らしい結末を迎えるんだ。
金庫を大砲で破壊して金を盗む男サンダーボルトと、新たにコンビを組んだライトフット。彼らのヤマを狙って悪党が割り込んでくる。ふたりのアウトローをコミカルに描いたアクション。
5『レザボア・ドッグス』(1992)
これは強盗をしない強盗映画だ。本作ほど素晴らしいデビュー作があるだろうか。…『市民ケーン』を除いて。
宝石強奪のために集められた、互いの素性は知らない6人の男たち。彼らは計画どおり宝石店を襲撃するが、逆に包囲していた警官隊の猛攻撃を受ける。彼らの中に警察の「犬」が紛れていたのだ。
4『ミニミニ大作戦』(1969)
僕はこの映画のエンディングが大大大好きだ。彼らの結末がどうなるのか想像すると興味をかき立てられて仕方がないよ。
イギリスの大泥棒たちが、イタリアのドリノに乗り込んで、500万ドルの金塊を強奪しようと計画する。しかしこの計画を阻止しようと待ち受けるマフィアの一味がいた…。マフィアの裏をかき、首尾よく奪った金塊を積んだミニ3台が街中を駆け抜ける!ひねりのきいたラストシーンも忘れがたい。
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3『ゲッタウェイ』(1972)
スティーブ・マックイーンによる刑務所のオープニング・シークエンスが大好きなんだ。それは少し『ベイビー・ドライバー』に影響しているよ。
銀行強盗のマッコイは仲違いからボスを殺してしまい、組織から終われるハメに陥る。彼が妻とともにメキシコに向かって逃げて逃げて逃げまくる姿を描いたバイオレンスアクション。
2『ホット・ロック』(1972)
過小評価されている強盗映画だ。それぞれの事象が繋がり、複雑に絡み合うプロットが素晴らしいよ。
刑期を終えて出所したドートマンダーを迎えに来た義弟のケルプが、早速新しいヤマを持ちかけてきた。アフリカ某国のアムーサなる人物が、ブルックリン博物館で展示中の巨大な宝石サハラ・ストーンを盗み出せと依頼してきたのだ。
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1『ヒート』(1995)
マイケル・マンは単純な銀行強盗の話を大作に仕上げてしまった。君が観たら約3時間の間ずっと緊張しているはずさ。僕はあの銃撃戦の始まりを鮮明に覚えているんだ。派手で躍動感があり、素晴らしい輝きを持った場面だね。
仕事に憑かれて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。やがてふたりはそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。