Tokyo Zombi

映画の感想を書きます。全米の週末ランキングもまとめてます。

海底47m

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あらすじ:旅行先で出会ったイケメンに「海に潜ってサメをウォッチングしない?」って誘われたらケージがサビまくってて案の定ヤバいことになりました。

ネタバレ前に注意書きがあります。

毎年夏の恒例サメ映画。ことしのサメさんもアップでなにが起きてるのかわかりにくい焦らしまくりタイプでした。かじるならかじるでもっとはっきり見せましょう!

いま来たらどうしようというところで来なかったり、来たら来たでがぶっと寸止めで退散、というテンプレートに沿ったスリリングな演出。目新しさはないけど安心感あり。安心できるサメ映画っていうのも変ですが。

オープニングが秀逸で、プールでぷかぷか浮かぶ女性を水中からの視点で映す→サメの目線になってるとことか、その女性が赤ワインをこぼすとまるで血のように広がったりするとこが、その後の恐怖を暗示していて不安を煽る描写としてゾクゾクします。

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快活な妹と控え目な姉、対照的なふたりが基本的にはいがみ合うことなく協力して生還を目指します。とてもよいのはムダに口げんかしたりして観客にイライラを伝染させたりせずに、常に前向きにがんばるところ。なかなか最善策を辿るところも、すなおに尊敬ですね。

(数観てるわけではないのでじぶんの感覚ですが)オチはサメ映画としては珍しい気もしますね。でもちゃんと説明ありきで進んでたので突飛でもないし、妙なリアルさもあってグッド。

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以下でネタバレをしています。

「窒素中毒で幻覚が見える」という説明があって水中銃というアイテムがあるというのが想像をかきたてられてたまりませんね。こういうジャンル映画のいいところでもあり難点ですよね。最悪を期待しすぎて下回ってくるやつ。

じぶんとしては「救出にきた海上警備隊のひとを幻覚でサメと思い込んで水中銃で撃ち殺して助からない」というバッドエンドを想像したんですけどね…。もっとひどいパターンとしては「サメに教われてあわやと思われた妹が姉のもとに戻ってくるけど、幻覚でサメと思い込んで水中銃で…」のやつ。うわー我ながら陰うつ。

去年のサメ映画といえばコレ

サメの恐怖に加えてブレイク・ライヴリーの美貌も味わえます。ちなみに感想はこんな感じ。