Tokyo Zombi

映画の感想を書きます。全米の週末ランキングもまとめてます。

オペレーション・クロマイト

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毎度お馴染みユナイテッド・シネマ アクアシティお台場の「ScreenX」にて鑑賞しました。後半で「ScreenX」の感想も書いています。

※ストーリーのネタバレはありません。

戦争アクション映画かと思って観に行ったらスパイアクション映画でした。韓国=正義という図式で、北朝鮮が完全に悪として描かれている点はくっきりはっきりしてわかりやすいのに、登場人物の顔の判別がつきにくく(どっちが韓国?北朝鮮?)って大混乱!みんないっしょに見える~。

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主演のイ・ジョンジェさんは『ハウスメイド』『10人の泥棒たち』『新しき世界』(←超オススメ!)で見覚えがあったので助かりました。とりあえず彼と仲良さそうな人は味方という認識で鑑賞を進める。

少数精鋭の潜入チームという設定で『ローグ・ワン』を思い起こさせましたが、事実を元にしたフィクションという部分にちょっと『パール・ハーバー』を感じました。…なんで引き合いがこれなのかはお察しください。

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リーアム・ニーソン演じたマッカーサーの過去話が美談すぎて(脚色えっぐいなぁ~)と笑いがこみあげてきます。

エンドロール前に「志願者の面接風景」みたいなものが流れますが「モデルになった人物の実録映像」っぽくしてるのがダサすぎてまた笑いそうに…。

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スパイのドキドキ潜入任務には見どころもあるのですが『イングロリアス・バスターズ』の劣化シーンに感傷まで盛り込まれてて(うーん…湿っぽいなぁ)と入り込めず。

因縁の敵も極悪非道に描かれてはいますが、カリスマ性がないので魅力は感じられませんでした。お国柄を考えたらそれが正解なのかもですが。

終盤、戦車のところからはマイケル・ベイなみにドッカンドッカン爆発させてて盛り上がりましたね。登場人物のキャラは薄いですがアクションと銃殺シーンはかなり濃いめなのでそこだけは心拍数が上がります。

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「ScreenX」の3面効果は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『新感染』に比べても割合多めに感じました。

本作の灯台のシーンは通算3回の「ScreenX」体験至上最高で、あそこの数秒のためだけに割増料金払ってまで観てよかったと思えました。

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あと、さいしょはいつも通り後ろの方の真ん中の席で見ていたんですが、しゃべりまくる客を避けて端っこに移動(7人くらいしかいなかったので…ごめんなさい)したら意外な発見をしました。

列の端、例えば左側寄りで観ると左壁の映像が観えにくくなるかわりに、正面と右壁の映像がより堪能できるようになります。下の画像はイメージです。

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真ん中だと左右の映像を中途半端に視界に入れなければならない、もしくはきょろきょろ左右を観る必要があって、俯瞰で観るのが大変でもありました。

端だと片側を諦めるかわりに、少し斜めに構えれば2面分を存分に楽しめるので、これはこれでアリだと思いました。

ただし混んでる場合には周囲の人の頭が気になる可能性があるので、少し空いている作品&時間帯限定の楽しみなのかも知れないですね。また次のScreenX上映作品で試してみたいと思います。